トン先生のほんねトーク

日々に新たに 796 ケロイド

今日は連休明けでまたまた忙しい外来になりそうです。

それにしても今朝は寒いですね、、。

道が凍って、ガリガリ、ツルツルで危なかったです。

所々ブラックアイスバーン、、(汗)。

気をつけながら、時々滑りながらなんとか歩いて来ました。

鳥取などは大寒波到来で積雪が酷い、、。

その割には金沢市内はほとんど積っていません。

まだましな方だと思います。

傷跡修正も形成外科医が得意とするところです。

傷が赤く盛り上がる瘢痕ケロイドの状態だと治療は保険適応になります。

また、傷がひきつれて関節などの運動制限が伴うものは保険適応です。

これに対し、古い傷で白く平らないわゆる瘢痕の状態だと保険は効きません。

ケロイド体質の方は本当に要注意です。

ケロイドを切除した後に再縫合をきちんと行ってもまたケロイドになることがあるのです。

術後はテーピングや圧迫をしてもらったり、ケロイド防止の内服をしてもらったりと厳重な管理が必要になります。

そして、この管理は1年以上に及ぶこともあります。

せっかく綺麗に縫合しても、再ケロイドになってしまっては何のために手術をしたのかわからない、、。

患者さん本人のやる気も治療の結果にかなり影響します。

ケロイド治療は、時間もかかるし本当に難しいなと思っています。

日々に新たに 795 巻き爪

今朝は天気予報の大荒れ情報に反して、朝はわりに静かでした。

風もそれほど酷くない。雪も全然積もっていません。

雨も降ってなくてスタスタ歩いて来れました。

でも、午後から荒れて来るのかも知れません、、、。

大雪暴風情報に注意ですね。

明日から連休なので今日は無茶忙しそうです、、。

巻き爪の治療で当クリニックは有名な様です。

当クリニックは痛くない治療をモットーにしていますので、巻き爪の根治術のフェノール法は痛みがほとんどないという点で僕の方針に合致した治療方法だと思っています。

過去22年間に2223趾の経験があります。

この数は恐らく全国屈指だと思います。

それにしても沢山したものだな~~と思います。

これも大体年間平均100件くらいの計算ですね。

昨年は77件。

最近は外来がとても忙しいので、外来の合間にこの巻き爪のフェノール法をする時間もだんだん少なくなって来ています。

早くしてあげたいのですが、巻き爪の枠の予約がなかなかとれなくて申し訳なく思っています。

今年はさらに予約を取るのが難しくなりそうで何とかならないかな~~と対処法を考え中です。

この巻き爪のフェノール法治療は僕が金沢に来た24年前は、北陸3県のどの医療機関でもしていなかったようです。

でも今では、このフェノール法は金沢大学の整形外科の先生方にしてもして頂いているので、大分広まっていると思います。

そういう意味では、痛い巻き爪に悩む北陸3県の患者さんに対し少しは貢献できたかなと思っています。

痛くない治療を目指してこれからも日々頑張って行きたいと思っています。

 

 

 

日々に新たに 794 形成外科

今朝も寒いですね~~。

今朝は分別ごみ出しの日でした(笑)。

朝、玄関を出て近くにゴミ出ししてきましたが、手が凍えるほど寒い!

早く温かくならないかな~~、寒いのに飽きてきました(笑)。

ホクロ、粉瘤、脂肪腫、皮膚繊維種、悪性腫瘍などの皮膚のできもの摘出は昨年は1090件で、22年間で22056件です。

年間約1000件の摘出術を行っていることになりますが、開業当初はまだ知名度も低かったので、年間1000件には達していませんでした。

この治療は保険適応がほとんどです。

できものの摘出は形成外科医が最も得意とする手術だと思います。

つまり、縫合を極めて丁寧に行い、術後の傷跡を出来るだけ目立たなくさせる技術がある。

形成外科は傷を綺麗に治す科であると言っても過言ではありません。

この縫合技術はまさに職人芸で、特に顔の縫合などは整形外科や皮膚科の先生方も躊躇しがちな部位なのですが、形成外科医にはお手の物です。

形成外科医は研修医の頃から顔面の手術を普通に行っているので、傷をできるだけ残さない切開縫合術を叩きこまれています(少なくとも僕の研修した女子医大形成外科はそうでした)。

で、たくさん手術をし、専門医を取得してやっと1人前の形成外科医になります。

今でも思い出しますが、開業当初は形成外科は何をしている科かということを患者さんに知ってもらうのに本当に苦労しました。

東京から初めて金沢に来て、医科大形成外科とのコネクションもほとんどなかった状況での開業でした。

「トン先生の形成外科治療」というマンガ本も出版しました(自費出版)。

開業当初で患者さんも少なく、経営も全く安定していない時に、出版には約600万くらいかかったと思います(大変でした、、)。

院内新聞(ラベンダー)を作ったり、いち早くクリニックのHPも作成して、形成外科のことを皆さんに広めようと努力してきました。

「形成外科はこんなことをしているんだよ~~」と叫びたいくらいの情熱で(笑)、とにかく僕がやっていることを患者さんに知ってもらおうと必死だったのです。

今は懐かしい思い出ですが、その頃は経費にもならないお金を使ってでも形成外科のことを患者さんに知ってもらいたかったのです。

情熱は人を口説く!

情熱は道を開く!

これは真実だと思っています。

 

 

 

日々に新たに 793 いびき治療

いびきの軟口蓋形成術もしなくなった手術の1つです。

僕自身は過去には330症例行っています。

全国的には、いびきのレーザー治療は1990年頃から始まりました。

当クリニックの開業は1994年です。

開業してしばらくしてから東京に研修に行ってテクニックを習得し、ヤグレーザーによるいびき治療を始めました。

手術自体はさほど難しいものではありません。

いびきを伴う睡眠時無呼吸症候群は高血圧の原因にもなります。

無呼吸による突然死も起こり得る怖い病気です。

特に肥満のある方は要注意です。

この手術をやめたのは、外来が無茶忙しくなり、外来の合間に時間をとってレーザー手術をする時間が無くなってきたことにあります。

準備や粘膜麻酔、局所麻酔を行い、しばらく待ってレーザーを照射して軟口蓋形成術を行います。

時間は小一時間。

外来がまだ暇な時には出来ていたのですが、外来患者さんがどんどん増えるにつれて小一時間取るのは不可能になって来たのです。

それと、石川県の他の病院でもこの治療を行ってくれるようになったことも止めたきっかけでもあります。

これも稀ではありますが、術後出血というリスクがあります。

過去には夜に患部から出血し、止血操作を行った人を1人経験しています(0.3%の確率)。

もちろん、止血操作は簡単で5分くらいで終わります。

しかし、外来が忙しいし、他の手術も満杯の状態で夜に患者さんからの連絡があり、クリニックに到着して止血操作を行うというのは僕の精神的、体力的負担も大きい。

患者さんも不安です。

色々考慮してこの治療も今はしておりません。

開業して22年も経つと色々なことがあります。

生涯現役で!と考えている以上、安全に手術をすることが一番大事なことだし、それは患者さんのためにもなる。

今はこういう考えで日々診療を行っています。

 

日々に新たに 792 しなくなった手術

今朝は寒いですが、雷が鳴っていなくてホッとしています。

粉雪が舞う中すたすた歩いて来ました(笑)。

過去22年雄総手術件数:40961件

さて、この数字が多いのかどうかわかりません。

毎年、毎年普通に手術をこなして来たら4万を超えていたという感じ。

ただ、毎年毎年、手術件数が多くなってきたことは事実です。

若い頃よくしていた手術で、最近はほとんどしなくなった手術があります。

脂肪吸引と豊胸手術、そしていびきの手術です。

その理由はいくつかあるのですが、まずは、脂肪吸引と豊胸術。

この両手術は熟練した麻酔科の先生に来てもらって、きちんと硬膜外麻酔で管理してくれないと出来ない手術なのです。

で、麻酔科の先生に来てもらえるのが難しくなったことがその大きな理由ではあります。

まずは脂肪吸引。

若い頃は脂肪吸引(腹部、臀部、大腿、下腿、上腕)もずいぶん行いましたが、最近ではほぼしなくなりました。

脂肪吸引手術は、したことがある医者なら分かると思うのですが、術者が汗びっしょりで、2時間手術をすると体重が2キロも減るくらいの重労働です。

50歳を超えてからする手術でもないな~~と思うほどの重労働、、。

しかも、もちろん、脂肪吸引ですっきりした痩せた状況にすることは出来ますが、脂肪吸引には重篤な合併症として脂肪塞栓が起こり得るのです。

肺塞栓を起こすと死に至るようなこともあり得る極めて重篤な合併症です。

そして、豊胸術は、術後出血と感染のリスクが高い。

従って、そこまでのリスクをおかしてでもするべきなのだろうか?

という疑問も湧いて来たので、だんだんしなくなったというのが実情です。

齢とともにリスクの高い手術は自然と遠ざけてきたということですね。

まあ、僕はそれでいいと思っています。今まで件数的には随分しましたので。

何か事故でもあったら取り返しのつかないことになる。

沢山の外来患者さん、スタッフ、家族にも多大な迷惑がかかる。

で、どうしても事故は避けなくてはいけないという思いから脂肪吸引と豊胸術は最近は行っていません。

ということで、最近は、局所麻酔でできる安全な手術を沢山こなしています。