ホクロ
ホクロは、人体の様々な場所にできます。ほとんどの場合、放置していても問題ありませが、
ごく稀に悪性化することがありますので、ご注意ください。
ダーモスコピー等でよく観察した後に治療方法を決定いたします。
ホクロの主な種類
顔面のホクロ
ほとんど場合、悪性化することはありません。
しかし、顔面でも目のふち・唇・舌・口の中のホクロは悪性化する危険性があります。
ホクロの大きさや形を観察し、急に大きくなったり、自然と出血するような場合は必ず受診するようにしてください。
手のひら・足のうらのホクロ
要注意です。特に、5mm以上の大きさのホクロは検査が必要です。
小さいホクロはよく観察し、急に大きくなった場合は必ず受診してください。
陰部のホクロ
粘膜にあるホクロは、要注意です。必ず受診してください。
その他の部位のホクロ
放置しても大丈夫です。ただし、急に大きくなったり、自然と出血する場合は必ず受診してください。
ホクロの治療
凝固法
小さなホクロは、サージトロンで凝固切除します。
美容目的のホクロ除去は基本的に保険が適応されません。
取り方 | サージトロンで凝固切除(2~3分でとることができます) |
---|---|
治療 |
![]() |
再発 | たまにあり |
血液検査 | なし |
病理検査 | 医師の判断 |
抜糸 | なし |
ホクロをとった後の注意
- 洗顔、洗髪、お風呂はいつも通りでかまいませんが、とった場所はこすらないようにしてください。
-
2~3日、血がにじむことがあります。ティッシュやガーゼなどで押さえておくと血は止まります。
入浴・洗顔後ぬり薬を少しつけてから、茶色のテープを貼っておいてください(1~2週間程度)。
テープの上からお化粧しても構いません。 - 約1週間後に来院してください。とったところをチェックします。
- 2週間目以降は、とった場所に日焼け止めクリームをぬって紫外線を防止してください。お化粧はいつも通りです。
-
ホクロの細胞が皮膚の深いところにある場合、再発してくることがあります。
従って、1ヶ月後、3ヶ月後のチェックは必要です。
切除縫合法
大きさが5mm以上ある場合、ホクロをメスで切除し、皮膚を縫合します。(切除縫合)
大きい場合や、医学的にとった方がよいホクロは保険適応になります。
取り方 | メスで切除・縫合(要予約) |
---|---|
治療 |
![]() |
再発 | なし |
血液検査 | あり |
病理検査 | あり |
抜糸 | あり(約7日目) |