水虫

水虫は、「表在性皮膚真菌症(ひょうざいせいひふしんきんしょう)」の一種です。
真菌とは、カビや酵母、キノコなどを意味する医学用語です。
日本人の水虫患者総数は約2,500万人とも言われ、日本人の5人に1人が水虫にかかっていると言われています。
抗菌外用薬で治療します。軟膏、クリーム、ローションタイプがあり、症状等に応じ処方します。
足ふきマットやスリッパから家族に感染することもあります。共用は避けましょう。
また爪白癬は、爪に出来る水虫で、足の親指の爪が好発部位です。足の水虫が原因で起こることが多いです。
症状としては、足の爪が白く濁ったり、ぼろぼろになったり、分厚くなり爪が変形したりします。

抗菌薬の内服、爪の奥に浸透しやすいローションタイプの外用薬で治療します。肝機能障害がある場合は、内服治療を行えません。外用薬を爪に塗りながら治療し、きれいな爪が生えてきて爪が生え変わるまで、長期の治療が必要です。

症状と種類

趾間型足白癬

足の指の間にできる水虫(白癬(はくせん))です。指の間の皮がめくれてジュクジュクしたりするのが一般的ですが、乾燥型の方もおられます。

小水疱型足白癬

足の裏やふちなどに、小さな水疱(水ぶくれ)ができるタイプの水虫です。

角質増殖型足白癬

皮膚が厚くなり、乾燥してボロボロと皮がむけたり、踵がひび割れになりアカギレのようになったりすることがあります。

日常生活でのアドバイス

  • 1日1回、足を石けんで念入りに洗いましょう。
  • ご家族への感染を防ぐ為、バスマットやスリッパは分けておきましょう。
  • 靴下を頻繁に取り替えるようにしましょう。
  • 靴は通気性のよいものを履きましょう。