陥没乳頭(授乳に支障が出る場合は保険適用)
乳頭が突出せずに奥に引き込まれている状態を陥没乳頭といいます。
美容上の見た目の問題もありますが、へこんでいる部分に汚れが溜まりやすく乳腺炎を起こしたり、
将来的に赤ちゃんに授乳する際に乳首が突出せず、授乳が困難な場合があります。
授乳障害がある場合は保険適用の手術で治療ができます。手術は、基本的に乳腺を傷めない方法(真皮皮弁法による形成術)で、見た目も考慮して行いますので、お悩みの方は、安心してご相談ください。
陥没乳頭のご相談は、院長の外来時間に受診してください。
- 【軽 度】
- 乳頭は刺激を与えると突出し、簡単でつまみだすことができる状態ですが、
しばらくすると埋もれてしまう状態。
- 【中等度】
- 強い刺激を与えると乳頭は突出しますが、すぐに埋もれてしまう状態。
- 【重 度】
- 乳頭は刺激を与えても突出せず埋もれたままの状態。
治療の流れ
1診察(院長の外来時間に受診してください)~術前採血・手術日の予約
陥没乳頭の程度を確認し、手術の適応かどうかを医師が判断します。
2手術(日帰り・局所麻酔)
手術時間は片側で約40分、両側で90分程度です。
基本的に乳腺をいためず、傷もほとんど目立たない、真皮皮弁法による乳頭形成術を行っております。
帰宅後は安静になさってください。
3翌日は経過観察に来ていただきます。
手術の翌日からシャワーを浴びていただいて問題ありません。
保護のために乳頭にドーナツ状のスポンジを当てていただきます。(3週間)
41週間~10日後に抜糸
手術費用
授乳障害がある場合は保険適用の手術で治療ができます。
手術費用は両側を同時に手術する場合で、5万円程度(3割負担)となります。
美容目的の場合は、自費となり、その場合は、片側155,000円(税抜)両側255,000円(税抜)となります。
注意事項
- 抜糸まで血流を活発にする行為(サウナ・温泉・激しい運動・飲酒)はお控えください。
- 通常は起こりませんが、どの様な手術においても、ごくまれに細菌感染を起こす可能性があります。
- 内出血が起こる場合がありますが徐々に消失しますのでご安心ください。