水いぼ(伝染性軟属腫)

伝染性軟属腫ウイルスの感染症です。
保育園や幼稚園、水泳教室での感染率が高い病気です。
アトピー性皮膚炎のお子さんはかかりやすくなります。
症状としては、1〜5mmの水疱ができ、時にかゆみを伴います。

治療方法

摘除

水いぼ専用のピンセットで芯を摘除するが一般的な治療法です。
その際、若干の痛みを伴いますので、
事前に表面麻酔のテープを貼ってきていただきます。

  • 1度に20個までお取りすることができます。
    (1度に多く取りすぎると、とびひになる可能性があります。)
  • 次の治療までは1週間は空けてください。

<シールの張り方>

水いぼの周りに(近くに複数ある場合は、まとめて)ボールペンで印をつけ、その上から一回り大きめにきったシールを貼ります。

銀イオン配合クリーム3A M-BF CREAM(保険適用外)

水いぼの数が少ない場合で、がまんできるお子様なら、摘除が一番早くていい治療法ですが、
沢山あったり、がまんができず処置が困難な場合は、保険適用外の治療ですが、銀イオン配合クリーム3A M-BF CREAMでの治療もあります(15gで1本2,200円)

2~3か月の継続使用で効果が出るようです。水いぼがあるとプールに入れないので、
プールが始まる時期の3~4か月前から塗る必要があるという事になります。
その間、何本のクリームが必要か、治療費用が分かりづらいというデメリットもあります。

生活上での注意点

  • 治療したその日は、入浴することができません。なるべく、シャワーにしてください。
  • 治療したその日より、3日後よりプールはOKです。
  • かかないようにしてください。
  • 感染症予防として、プールの後は、シャワーで体をよく洗い流すことが大切です。