トン先生のほんねトーク : 2017年03月の記事
日々に新たに 820 見出しに関して
昨日は春~~って感じの天気でした。
天気が良いと本当に気持ちいいです。
夕方、友人のライブに行ってきましたが、無茶カッコ良かったです~~。
普通のおっちゃんが無茶イケてるおっちゃんになってました~~。
楽しかったです。
帰りはタクシーでしたが、東の空におぼろ満月!!
幻想的で春の月~~って感じでした。
いいもの見たな~~と大満足!
そうそう、本音トークの見出しに、781からナンバーだけなくサブタイトルをつけました。
話題が病気のことになるので、初めて本音トークを読む患者さんが見て分かりやすいようにしました。
自分が見たい病気に関する本音トークがサブタイトルで概ねわかるようにしました。
毎日読んで下さる方なら分かるのでしょうが、初めての方にはナンバーだけの見出しだけだと何を書いているか分からないですからね、、。
最近は、シミや脂漏性角化症の患者様には、外来でタブレットを使って実際に見せて、「ここにもう少し詳しく書いているので見ておいてくださいね」
と言うようにしています。
本音トークは画像がない文章だけではありますが、疾患の画像はネットで沢山見ることが出来るのでそちらで見て欲しいと思っています。
明日からもしばらくシミのことを部位別に書いていこうと思っています。
日々に新たに 819 ソバカス
花粉症の季節到来です。
スギ、ヒノキの花粉が飛んでいます。
この時期は、鼻水、くしゃみも出ますが、目も痒いしショボショボ、、。目の周りや顔が赤くなって痒くなる人が多くなります。
早めに抗アレルギー剤を飲んだり、軟膏を塗ったり、目薬をさしたりした方がいいと思います。
そうそう、顔のソバカスが出来やすい方もいらっしゃいます。
ソバカスは年齢に関係なく出ますね。
最近はどういう訳か、小学生くらいの子供さんの頬にも老人性色素班が出来るような場合もあります。
紫外線が強いのでしょうか、、。
ソバカスもレーザーで綺麗に取れます。
あまり色が薄いものにはレーザーは反応しませんが、普通のソバカスならバッチリ取れます。
レーザー照射後、3日くらいでかさぶたが全部取れて綺麗なピンク色の肌になります。
ただ、ソバカスが出来やすい体質というのはあるようです。
一旦ソバカスを取ってもまた2年後くらいにはポツポツとソバカスが出て来るような場合もあります。
もちろん、これは一旦取ったソバカスの再発ではありません。
水虫になりやすい体質の方やイボが出来やすい体質の方もいるように、どれだけ紫外線対策、スキンケアをしっかりしていてもシミが出来やすい体質の方はいるのです。
でも、体質だからとあきらめるのではなく、シミが出来やすい体質だからこそきちんとシミをなくしておきたいと僕なら考えます。
何回も言いますが、僕もゴルフをするので紫外線を浴びやすい状況です。
で、シミが出てこないように日焼け対策もしてビタミンCや漢方も常に内服しています。
もちろんビタミン導入もすればいいのですが、外来が忙しすぎてそんな時間はない。
で、出てきたシミは、毎年年末にレーザーを当てています。
アンチエイジング(白く若く美しく)を奨励しているクリニックの院長がシミだらけだったら変でしょう~~。
僕自身も出来るだけの努力をして肌をいい状態に保ちたいな~~と思っています。
皆様も頑張って下さいね。
日々に新たに 818 太田母斑
水、木、金とまるで真冬のような気温と天気です。
水曜の夕方は気温1度、昨日の夕方も気温3度、、。
今朝も雨混じりの暴風雪、、。傘に湿気を含んだ重い雪が積もって途中で払いながら歩いて来ました。
でも峠は越えて、明日からはちょっと気温が上がってくるようで嬉しいです。
さて、顔面の色素疾患としてもう一つあるのが太田母斑です。
母斑といっても、色素性母斑のように母斑細胞が存在するわけではありません。
先天性のものもありますが、後天性に出てくるものもあります。
色は茶色、もしくは青みがかったあざです。
下眼瞼やこめかみ、あるいは眼球の白い部分にもできます。
太田母斑はメラニン色素の沈着であるという意味では、老人性色素班と同じなのですが、違うところは、色素の沈着部位が老人性色素班より深いのです(深いから青く見える)。
真皮表層から深層にかけてランダムにメラニン顆粒が沈着しているのですね。
つまり均一に沈着しているわけではないのです。
治療はレーザーなのですが、色素がランダムで深いこともあり、1~2回の照射では剥がし取れない。
5,6回かかることも稀ではありません。
そして、もう一つ厄介なことは、太田母斑にレーザー照射を行うと、必ず約1か月目に照射部位の茶色が濃くなる。
その茶色くなる程度が、照射前より濃く逆に目立つのです。
レーザー照射をして逆に茶色くなって目立つ時期があるということです。
照射前にこのことをいつも患者さん繰り返し繰り返し説明しています。
でも、3~4か月に一度5,6回照射しているうちに太田母斑はだんだん薄くなってきます。
徐々に患者様満足度は高まってきますが、茶色く目立つ時期にはちょっと気の毒だなあとも思います。
太田母斑の治療は、まだレーザー機器が進歩していない時代は、ドライアイスの圧締療法でした。
約25年くらい前の治療です。
修業時代、教授が一生懸命太田母斑の患者さんの頬にドライアイスを当てていたのを思い出します。
日々に新たに 817 顔のくすみ
今週の日曜日が当番医だったので、今日の木曜日は手術を入れずにお休みにしました。
日曜当番医があるとなんだかずっと働いているような気がして、体力的にはさほどでもないのですが、気分的につかれるのですよね、、。
最近外来が無茶忙しい、、。
3月だからある程度は忙しいのですが、僕の想像を超えて忙しいような、、。
僕の年齢でこんなに忙しい外来と沢山の手術をこなしている医者っているのかな~~なんてふと思ってしまいます。
さて、今日はくすみの治療です。
歳をとるとどうしても顔にくすみが出てきます。
肌もたるんで来ます。
いやですね、、、。本当に、、。くすみとシミ、たるみ、。
年をとるってそういうことを享受していかなくてはいけないのかな~~なんては思うのですが、やっぱりできるだけ肌は白くたるみが少ない状態を保っていたい、、。
これは女性の自然に起こる素直な願望ではないかと思っています(男性でもそうだと思いますが)。
当クリニックには子供さんも沢山来院されます。
僕自身も子供さんのプリプリした弾力のある白い肌が本当に羨ましいな~~と思います。
さて、くすみです。
シミまではいかないのでですが、なんとなくボヤ~としている色素沈着、、。若い頃より肌が茶色くなってきているような状態。
くすみにはビタミンC、トラネキサム酸の内服、VC、HA,HQクリーム、漢方ではツムラ125番(桂枝茯苓丸加ヨクイニン)が効きます。
僕は、20年前からビタミンCは大体一日1500ミリグラムは内服していましたが、ここ半年くらい前からツムラ125番を飲むようになって、いわゆるシミ、くすみはかなり改善したという実感を持っています。
もちろんビタミンCトラネキサム酸導入もとても効果的です。
漢方も色々調べてみて良かったと思っています。
大げさに言うと西洋医学と漢方医学との両方から治療をすることが出来るようになった。
患者さんのために、何歳になっても日々向上心をもって勉強、勉強とだと思っています。
日々に新たに 816 肝斑
今朝は起きてビックリ、、。
この時期にはありえない雪!積もってます、、。なごり雪どころか真冬の気温と積雪、、。
春はまだまだという感じです、、。
そうそう、昨日の午前中雪が積もりだしたので、手術の合間に融雪の装置をオンにしようを思ってスイッチのある部屋に行ったところ、既に融雪はオンになっていました。
スタッフの誰かが先に行動してくれたようです。
こういうのって無茶嬉しいのですよね。
患者さんが不便にならないように先に行動を起こしてくれる。
僕が常々言っていること(思いやりの医療=医は仁術)を実践してくれた。
スタッフの誰かは分かりませんが、僕は本当に嬉しく思っています。
有難う!感謝しています。
僕の心がほんわか暖かくなりました。
僕は優秀なスタッフに恵まれて幸せ者です。
顔面に多いシミとして他には肝斑があります。
肝斑は頬だけではなく、おでこや唇と鼻の間にできることもあります。
肝斑の原因はよく分かっていないのですが、ホルモンの作用もその原因と言われています。
治療は大体決まっています。
ビタミンCやトランサミンの内服、家では当クリニックオリジナルクリーム(VC,HA,HQ)やエクイタンスなどの塗布です。
さらに肝斑を薄くしたい方にはビタミンC、トラネキサム酸イオン超音波導入が奏功します。
徐々にですが、大体3か月くらいで肝斑は薄くなり、化粧をするとほぼ目立たなくなります。
ただ、安心してここで治療をやめてしまうと、肝斑は再発することが多いので注意が必要です。
HA、HQなどは使わなくていいのですが、せめてVCクリームを常時使用し、ビタミンCの内服だけは継続しておいた方がよいと思います。
肝斑にはレーザーは厳禁ということになっていますが、最近ではビタミン導入に抵抗する頑固な肝斑にはレーザーを当てる施設もあるようです。
結果に関してはいい場合もあるようです。
でも、ほどんどの肝斑は内服、クリーム、ビタミン導入で薄くなってしまうので、当クリニックではレーザー治療は行っておりません。
あと、肝斑と老人性色素班が重なっているような部位(頬など)もあります。
この場合は老人性色素班のレーザーで先に剥がしとってから、肝斑の治療をするようにしています。
また、肝斑の上に脂漏性角化症ができることもよくあります。
この場合も脂漏性角化症を剥がしとってから肝斑の治療をすることになります。
このようにその人の顔の状況をきちんと診ながら、一番いい治療を提供しようと思って日々診療しています。