トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 877 皮下腫瘍 脂肪腫

日々に新たに 877 皮下腫瘍 脂肪腫

なんだか今年も早く過ぎるな~~って感じです。

来週はもう百万石祭り~~。

北陸新幹線が開通したことで、ここ最近はさらに祭りが盛り上がってきているような気がしますね。

外国の方も本当に多くなりました。

まあ、来週の土曜もクリニックは普通に診療なので、僕はやっと忙しい診療が終わってからちょこっとテレビ中継で百万石祭りを見るくらいです。

毎年こんな感じです~~(笑)。

そうそう、皮下腫瘍の代表的なものがもう一つ。

脂肪腫です。

これも日常診療で普通に出会う腫瘍。

もちろん良性です。

これも発生機序は不明ですが、一個の脂肪細胞が皮膜を作ってだんだん大きくなります。

治療は局所麻酔下に摘出しかない。

体のどこにでも出来ますが、背中のものは大きくなる傾向があります(というか長年放っておいたからですね)。

大きいものでは、大人のこぶし大くらいになります。

まあ、もっと大きいものもありますが、一般的にはそのくらいになると患者さんも不安になるようで、摘出希望で来院されます。

脂肪肉腫との鑑別も必要なので病理検査は必ず行います。

30年くらい形成外科医をしていますが、脂肪肉腫に出会ったことは本当に珍しく、僕の手術した経験では99%以上良性の脂肪腫です。

まあ、なにか良く分からない皮下腫瘍が出来たらあまり放っておかず、なるべく早期に形成外科を受診して摘出する方が良いと思います。

脂肪腫も大きくなると取るのにも大変です。

切開線も長くなるし、、。

脂肪腫はやはり小さいうちに摘出するのがいいと思っています(手術する方も楽)。