トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 876 粉瘤摘出術後
日々に新たに 876 粉瘤摘出術後
朝も明るい、夕方もまだ日が沈まない時間帯に歩けるようになりました。
本当に日が長くなったな~~と思います。
この時期は鳥のさえずりもいっぱいです。
昨日の夕方は夕日がとても綺麗でした。
花は咲き乱れ、鳥がさえずり、、気温も丁度いい、、ほんといい季節になりました。
さて、粉瘤~~。
粉瘤摘出後は粉瘤を取る部位によって注意が必要です。
背中、耳の後ろ、頬、鼠径部などは、摘出後、ほぼケロイドになることはないのですが、顎や前胸部、肩などはその方の体質により縫合線が術後1ヵ月より盛り上がり、ケロイドになってくることがあります。
だから、当クリニックでは、粉瘤摘出後、抜糸が終わってテーピング指導を行います。
そして1週間後に再診してもらって傷の状態を診ます。
きちんと傷の管理をしたいのです。
患者さんに傷を目立たなくさせる努力をしてもらいたいのです。
で、テーピングは部位にも依りますが、約1ヵ月はしてもらっています。
これによって、縫合線はだんだん目立たなくなります。
せっかく僕が形成外科の技術を駆使して綺麗に縫合したので、あとは患者さん本人にも傷を出来るだけ目立たないようにする努力をして欲しいのす。
せっかく縫合線を髪の毛一本くらいの線に仕上げたのに、テーピングを怠ると傷の幅が広がってきます。
そして、必ず、「1ヵ月くらい経って縫合線が赤く盛り上がって来るようなら早めに来院して下さい」と言っています。
ケロイド体質の方はそのまま放っておくとさらにケロイドが成長して、とても傷が目立つようになってしまうからです。
形成外科は傷を綺麗に治す科です。
僕は特に傷に対するこだわりが強い方だと思っています。
縫合線をなんとかして目立たなくさせたいという気持ちが強いのです。
この点は、当クリニックで粉瘤摘出だけではなく、手術を受ける方には重々ご理解とご協力をしてもらいたいと思っています。