トン先生のほんねトーク
日々に新たに 856 水虫
昨日も今朝もなんだか肌寒いですね、、。
今日は手術日で、いつも車で来ているのですが、車の温度計は外気温9度、、。
4月後半ってこんな気温でしたっけ?って感じです。
やっぱり、5月にならないとしっかり暖かくならないのか~~。
さて、角質増殖型水虫は夏ではなく冬に悪化します。
じくじく型、水疱型は夏に多い水虫です。足趾の指の間に多いですね(指間型)。
そうそう、立った時、足の指と指がくっついている方は水虫になりやすい。
足の指と指の間が開いている人はじくじく型にはかかりにくいという傾向があります。
顕微鏡で見ても足水虫の形状にはさほど差はありません。
角質増殖型水虫は女性に多いような気がしていますが、統計学的には男女差はないと思います。
女性の場合はストッキングが硬くなった角質で伝線しやすいのも特徴です。
ストッキングを履いてパンプスで長時間仕事をする方は要注意です。
あと、角質増殖型水虫は高齢者にも多いと思います。
高齢者は要注意です。
というのも、水虫が爪に感染しやすい、、。
いわゆる爪水虫が併発していることが多いのです。
この爪水虫、、なかなか治らない、、。
明日は、爪水虫のことを少し書いてみます。
日々に新たに 855 水虫
今日は雨、、。
でも寒くない雨です。
今週で4月も終わり、、。
いよいよゴールデンウィークに突入です。
朝鮮半島情勢が緊迫しています。
何も起こらなければ良いのですが、、。
そうそう、水虫、、。
じくじく型や水疱型は、痒いので分かりやすいのですが、角質増殖型は症状に乏しく、本人さんも気が付いていない場合が多いので要注意です。
乾燥による踵のひび割れだと思っていたのが実は角質増殖型水虫だったということは多々あります。
冬場に悪化するのも特徴の一つです。
痒みはほとんどありません。
従って一見しただけでは、角質が荒れているだけなのか、角質増殖型水虫なのかはわからない、、。
検査は、角質を少し剥がして顕微鏡でみると白癬菌が発見できます(他医で検査して水虫は見つからない方でも、当院で検査すると水虫が発見されたような場合もよくあります)。
角質増殖型水虫を顕微鏡で見つけることはわりに難しいのです。
男女を問わず、踵の角質が厚くなっている方って結構いますよね、、。
外来でも、イボの治療などで患者さんの足の裏を見た時に、もしかして角質増殖型水虫かもとは思うこともありますが、ご本人の訴えがない場合はこちらからはあまり積極的には検査を勧めてはいません。
恥ずかしいというのもあるのでしょうが、ご心配な方は気軽に申し出て欲しいと思っています。
角質増殖型水虫は結構しつこいです。
角質増殖型水虫には、水虫薬に加えて角質を柔らかくする尿素クリームを併用すると早く治ります。
なので、踵辺りがカサカサしている人は一度検査した方が良いと思います。
ご家族の間でうつし合いっこする場合が多いからです。
日本人の5人に1人は水虫持ちだと言われています。
ご心配の方は皮膚科に行ってきちんと顕微鏡の検査を受けて欲しいと思っています。
日々に新たに 854 水虫
木の芽が芽吹いて来ました。
柔らかい淡い黄緑色がとても可愛い。
初々しいというか、可愛いというか、ホントに見ている方の気分が和らぎます。
桜が終わって、気候的にはいよいよ気持ちいい季節が到来です(花粉は飛んでいますが、、汗)。
人間や動物の赤ちゃんもとても可愛いですが、この時期の新緑も格別に可愛い~~。
じ~~と見ていると、こちらが何とも言えない幸せな気分になります。
白癬菌つながりで、ちょっと水虫の事も書いておこうかと思います。
ジメジメしてくる6月の頃に水虫は多くなります。
足に多いのですが、手にもうつることもあります。
足も両方の方もいますが、片方だけの方もいます。
水虫は年齢に関係なく感染します。
幼児の手足にも発症します。
水虫はじくじく型、小水疱型、角質増殖型などに分類されますが、どのタイプでも治りにくい、、。
一旦治ってもまたどこかでもらってくる。
だから治るは治るのですが、すぐにもらってくるために治った感じがしない、、。
外では、主にジムや公衆浴場、温泉宿などが感染の危険性があるのですが、どこから貰って来たかははっきりしないことも多い。
ただ、お風呂の中でうつることは無いと考えて良いと思います。
一番はなんと言ってもバスマットでしょうか。
予防は、白癬菌が角質層に浸潤する時間は24時間かかると言われているので、体質的に水虫にかかりやすい方は、ジムや温泉に行ったあとは24時間以内に足を石鹸で、手で撫でて洗い、白癬菌を洗い流してしまうと良いようです。
なかなかしつこい水虫ですが、白癬菌はどこにでもいます。
ジメジメする季節の6月に向けて要注意ですね。
日々に新たに 853 胸、背中、脇の白癬
朝は大分明るくなりました。
もう首かけライトはいらないかな~~と思っています。
今朝は雲一つない日本晴れ!
少し肌寒いですが、歩いていて気持ちよかったです。
やっぱり天気は晴れがいいな~~とついつい思ってしまいます。
胸、背中、にある疾患としてはマラセチアと並んで多いのが白癬です。
汗をかく時期に多くなります。
癜風と言います。
脇にも多い。
癜風は一見シミ様に見えますが、茶色(もしくは肌色が抜けている)の患部を擦って顕微鏡で見ると癜風菌が確認されます。
この癜風もかかりやすい方とそうでない方がいます。
体質的にに白癬菌に弱いのだろうと思っています。
同じことは足の水虫にも言えますね。
治療は、抗真菌剤を真面目に塗れば、約1ヵ月くらいで治ってきます。
その間、他人にうつさないようにすることも大事ですね。
お風呂の中でうつることは稀で、ほぼないと言っていいと思います。
白癬菌を擦り取ろうと思って、ゴシゴシタオルで洗うのは感染を広めてしまい逆効果です。
患部は石鹸をつけて手洗いをし、その後抗真菌剤を塗って、肌着もマメに変えるといいと思います。
胸、背中、脇に1~2センチくらいの丸い茶色のシミみたいなのは出来たら要注意です。
早めの皮膚科受診をお勧め致します。
日々に新たに 852 ニキビ、毛孔性角化症
連休前だから忙しいのでしょうか?
昨日もやってもやってもカルテが減らず、、。
夕方グッタリでした、、。
今日の土曜日が過ぎると、来週の土曜日は祝日で休み、再来週の土曜日は臨時休診ということになり、もしかしたら今日は無茶混みになる可能性があります。
患者様には、出来るだけお待たせしないように、できればまだ多少余裕のある午前中の早い時間に来院されることをお勧め致します。
そして、土曜の午後の新患受付は2時までです。
せっかく来ていただいても時間が過ぎている場合はお断りせざるを得ない場合もあります。
この点はご了承願いたいと切に思っています。
さて、胸には少ないのですが、背中には毛孔性角化症とニキビが併発していることもよくあります。
この場合、ニキビ治療と毛孔性角化症の治療の両方をしないといけません。
背中の毛孔性角化症は毛穴部分の色素沈着も強いので、ピーリングやビタミン導入などもしないとなかなか改善しないところが厄介なところです。
もちろん、漢方薬、ビタミン剤内服も併用します。
背中の色素沈着のある毛孔性角化症とニキビは若い女性がとても気にする部位です。
夏に水着を着るともろに見える部位だし、また結婚を控えているような場合は、結婚式で背中の開いたドレスを着るので背中を綺麗にしておきたいという方が多いのです。
でも、背中の毛穴のブツブツと色素沈着はなかなか手ごわい!
顔は血液循環がいいのでわりに治りもいいのですが、背中は治療効果が出るのに結構時間がかかります。
つまり、出来れば結婚式の4ヵ月以上前に治療を開始したい。
夏に背中の開いた水着を着たいなら今から治療しないと間に合わないのです。
例えば、背中にできた湿疹なら大体2~3週間で治せますが、毛孔性角化症を伴ったニキビは治療に時間がかかるということをよく理解してもらって治療をして欲しいと思っています。