トン先生のほんねトーク
日々に新たに 861 水虫のばい菌感染
ツツジがあちらこちらに綺麗に咲いています。
5月のこの頃って本当にいいですね。
暑くもなく、寒くもなく、湿度も低くて爽やかです。
でも、黄砂や花粉が飛んでいますね、、、。
僕も歩いて来ると朝から鼻水とくしゃみに悩まされています。
で、薬を飲んで診療しています。
じくじく型、指間型水虫は感染を起こしやすいのも特徴です。
指間はどうしても蒸れるので、バイ菌感染が起こりやすい。
一旦起こしてしまうと足が赤く腫れて痛くなります。
で、抗真菌剤に抗生物質の軟膏を混ぜて塗り、抗生物質の内服も必要になります。
足は体の部位の中では治りにくい所です。
感染による腫れもなかなか退いてくれません。
痛みもなかなか取れないので歩くことにも支障が出ます。
患部はガーゼを当てたりしているので、靴も大きいのしか履けない。
日常生活が結構不便になります。
人間は普段歩きますので、安静を保てないのも感染が沈静化しにくい理由です。
一旦バイ菌感染を起こすと治ってくるのに大体2週間くらいかかることが多い。
感染なので足をお風呂に浸けることも禁忌です。
シャワーで患部を優しく石鹸で洗うのはかまいません。
じくじく型の指間水虫になったら、患部を優しく石鹸で洗い抗真菌剤をマメに塗ってバイ菌感染を併発しないようにすることがとても大切になります。
これからの時期は特にお気を付け下さい。
日々に新たに 860
さてさて、ゴールデンウィークが終わりました。
今回は土曜を休診にしたので、水曜から日曜まで連続で休みでした(めったにない長期休暇)。
で、今日はとても忙しい外来になると思います。
連休中にクリニックのエアコンの総取り換え工事と電灯をLEDに替える工事をしました。
当クリニックは平成10年に建てたので、今年で19年目になります。
19年も経つと色々なところに支障が出てくるものです。
修繕には沢山お金もかかりますが、必要なことなのでしょうがありません。
来てくれる患者さん、スタッフの皆さんに対し、いい環境を提供することも院長の使命だと考えています。
GWが終わるとなんだか今年も半分来たな~~って感じます。
時間が経つのは驚くほど早い。無茶早い、、。
え、いつの間にこんなに歳とっちゃったんだろう、、。
鏡に映る自分を見ていつもそう思うようになりました(汗)。
まだまだ全然元気ですが、これからも体調を万全にして仕事を続けたいと思っています。
それにしても、ゴルフボールの飛距離が少し落ちてきたな、、。
昨日も楽しくゴルフしてましたが、散々な結果でがっくりです。
筋トレ、歩き通勤をしていてもこうなのですから、老い手ごわいようです。
ま、しょうがないとはいえまだまだ若さを求めて老いに抵抗しますよ~~(笑)。
老人力がついて来たなどと言っていてはいけません。
老いを跳ね返すくらいの気持ちで一生体を鍛え、仕事をやり続ける、、。
無理は禁物ですが、そういう考え方の方が元気でいられる。
人間の体というものはそういうものだと思っています。
建物修繕と同じだな~~とも思っています。
日々に新たに 859
いや~~、流石に連休の合間は忙しい、、。
患者さんの方がビックリするほどの混み様です。
いつも来ている患者様には、「先生、体、大丈夫ですか? 今日は酷い混みようですね、、。」と時々労をねぎらう言葉ももらってしまうくらいです。
昨日も夕方グッタリでした。
駐車場も時間関係なく満車、、。
今日もなるべく午前に来て欲しいと思っています。
午前の方がまだ元気があるからです(笑)。
夕方の駆け込み受診が多く大変混み合っていると、僕自身が一番疲れてくる時間なので、説明なども十分に出来ないことがあります。
従って、空いている時は診療終了時間の夕方5時30分を少し過ぎたくらいなら診ることも出来ますが、あまり時刻を過ぎて来られると、混んでいる時はお断りしております。
「まだいいですか~~?」はご遠慮願っております。
そうしないとストレスも溜まり、自分の健康を害してしまうからです。
なるべく体力を、精神力維持して一生続けたいと考えていますのでそうさせてもらっております。
ご了解下さい。
明日から連休です。
明日からブログはしばしお休みです。
来週の月曜の5月8日よりまた開始します。
日々に新たに 858 水虫
ゴールデンウィーク半ばです。
今日から5月になりました。
この時期、日本は本当に気候がいいですね~~(パリなんかは全然寒い!)
新緑も可愛く初々しく綺麗だし、多少気温が高くても湿度が低いので軽く汗ばむくらいで、本当に爽やかです。
ツツジが咲き始めています。
街のあちらこちらで見られます。
いいですね~~この季節!
一年で一番気持ちがいいんじゃないでしょうか?
日本はいい国だな~~とついつい思ってしまいます。
さてさて、気分がいいこの季節に反して、鬱陶しく厄介な水虫のお話は続きます(笑)。
水虫の薬は色々あります。
抗菌作用にも色々な系列があります。
顕微鏡で白癬菌を確認した後に、塗り薬を処方しますが、まずは一般的よく使うクリームを塗ってもらいます。
で、2~3週間後に再診してもらって、効き具合を判断します。
効いていると判断したらそのまま同じ薬で塗り続けてもらいます。
目安は大体3か月ですね。
あまり効果が見られないな~判断したら別の系列のクリームに変更することになります。
最近では夜一回塗布するものがほとんどです。
2回塗るものもありますが、朝は忙しくてなかなか塗れない方も多い思いますので、夜1回の方が簡便だと思います。
じくじく型や小水疱型では足が蒸れないようにすることも大切です。
逆に角質増殖型では、夜クリームを塗ってから綿の靴下を履いて寝るのもいいと思います。
なかなか手ごわい水虫ですが、やはり感染症ですからきちんと治すようにして欲しいと思っています。
日々に新たに 857 爪水虫
さて、いよいよ明日からゴールデンウィーク突入です。
で、今日はきっと随分忙しくなりそうです、、、。
まあ、焦らずにやろうと思っています。
さて、爪水虫!
これはとてもしつこい!
以前は飲み薬しかなかったのですが、最近では塗るだけで爪に浸透する塗り薬も出ています。
内服しかなかった時には、長期内服による副作用(肝機能障害など)も出ないように定期的な血液検査も必要でした。
でも今は塗り薬があるので、全身的な副作用はほぼ心配しなくてよくなりました。
爪水虫は角質増殖型水虫をお持ちの方に多いようです。
もちろん、単独の場合もあります。
高齢になると、爪の伸びる速度が遅くなるので爪水虫にかかりやすくなります。
通常はに爪の伸びる速度は1日に0.1ミリ。
10日で1ミリになります。
従って、指の爪は爪の根本の爪母細胞のある部位から先端まで約2cmとして、爪が完全に生え変わるには200日かかるという計算になります。
手の指の爪の伸びる速度はこのくらいなのですが、足の指の爪はもう少し伸びる速度は遅いですね。
高齢者はもっと爪の伸びる速度が遅くなるので、爪水虫が爪の先端から侵入してきた場合、その侵入速度に爪の伸びる速度が負けてしまう。
そういう訳で高齢者には爪水虫の方が多くなるのです。
従って、爪水虫の温床を減らすという意味でも、足の指の爪もきちんと短く切っておくことが水虫菌侵入を防ぐ対策としてとても大切になります。
これは年齢に関係なく、きちんと爪を切ることは爪水虫の予防につながるということです。
若い女性でペディキュアなどをしている方は爪水虫にかかりやすくなるので要注意ですね。
もう一度繰り返しますが、爪水虫は本当にしつこい!
予防としては、爪水虫にならないように普段からこまめに爪を切っておいて欲しいと思っています。