トン先生のほんねトーク

日々に新たに 416

10月も半ばです~。一週間が早足で過ぎて行きますね~~。

先週、土曜日だと思っていたら、もう、明日は今週の土曜日!

1週間のサイクルがとても速く感じます。

これも歳のせいかな~~なんて思っています。

百田氏の『大放言』のお話です~~。

まあ、人は感情の動物なので、時々は失言するものだと僕は思っています。

完璧な人間なんていないと思うからです。

言葉狩りが起きたのが昭和50年代。言葉狩りという言葉もあるのですね。

これ、僕はあまりよく知りませんでした。

僕はその頃高校生で、受験勉強ばかりしていました(笑)。

確かに、その頃の記憶をたどると、「その言い方は差別だ!」「その表現は許さない!」などとメディアが盛んに取り上げていたように思います。

日本人はもともと、言葉の裏にある真意を捉えるのが得意な民族であったように思います。

和歌や俳句の文化を生んだ日本人なのです。都々逸なんかも裏の意味が粋ですね。

それが、残念な事に、なぜか表面上の言葉だけに過剰に反応するような日本人が多くなってしまったのです。

手塚治虫氏の”ジャングル大帝”は黒人の唇が厚く描かれていたという理由で出荷停止に追い込まれた。

”ちびくろサンボ”もサンボというタイトルが差別用語だということで、絶版になった。

こんなこと皆さん知ってましたか? 僕は知らなかったです。

そのくらい昭和50年代からの言葉狩りは激しかったとうことなのですね。

そして、その流れを引き継いで、現代も世の中全体が言葉や表現に敏感になってしまったと百田氏はいいます。

で、個人的な発言までエスカレートし、昔なら笑って済まされただろう発言もだんだん許されない風潮になってきたと彼は指摘します。

僕はこの風潮の原因の一部は、マスコミなどのメディアにあるような気がしています(これも失言?)。

はっきり言って、囃し立て過ぎです。煽りすぎです。やりすぎです。

そして、特に、有名人、タレント、大会社の取締役、国会議員なども、ちょっとした一言でメディアやネットで集中砲火を浴び、社会的に抹殺に近い状況に追い込まれている。

これも、僕は真実だと思います。

全く!、世知辛い世の中ですね~~(汗)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日々に新たに 415

今朝の気温は低いですね~~。

なんと11℃になりました。

今年は、9月の残暑はさほど厳しく無かったように思います。

なんだか秋になるのが早いな~~って感じですね。

で、紅葉も例年より早いな~と感じています。

毎年こんなのだったかな~?なんて思いながら、自宅の庭の枝垂れ桜の紅葉を楽しんでいます。 

紅葉と言えば、金沢市広阪のアメリカ楓の紅葉は本当に綺麗です。

毎年、時々通りすがりに見ていますが、この時期本当に素晴らしい。

アメリカ楓の紅葉は、金沢市にお住まいの方ならよく御存じだと思います。

兼六園の紅葉ももちろん素晴らしいですが、しいのき迎賓館と中央公園の間のアメリカ楓の並木道!

この紅葉は観光客の方にも是非ご覧いただきたいと思っています。 

さて、北野氏の道徳のお話も前回くらいで終わりです。

で、明日からは百田尚樹氏の“大放言”を題材にして、少し語ってみます。

もちろん、炎上覚悟ではありません(笑)。 

大放言には、百田氏のきちとした今の日本に対する本音のご意見あるいは史実を検証した上での真実が沢山語られているので、

「ふ~~ん、そうだったのか!」と、納得させられる内容が多く、十分楽しめます。

多くの内容は真実です。

百田さん、いい本を出しました。

ご興味のある方は、実際に本を読まれることをお奨め致します。

日々に新たに 414

朝の歩き始めは真っ暗になってしまいました~~(汗)。

で、今朝はふと夜空を見上げると、なんとオリオン座が見えるではないですか~~(またまた感激!)

あ、冬になって来たんだ~~と思ってしまいました。

空気がピンと張って、天高くまで澄み渡り、星がとっても沢山、綺麗に見えていました。

先日見た金星は一番明るく輝いていましたよ。

こういう綺麗な星が沢山見える日もなかなかないな~~と思いながら、人影少ない道を早足で歩いてクリニックに到着です。

そうそう、モラルの低下が叫ばれる昨今ですが、確かに30年前から比べると非常識な方は増えていると思います。

僕自身、以前は、100人いると2人くらいの確率ったように思うのですが、最近は100人中5人くらいはなんだか変な感じだな~と違和感を感じています。

で、医学的見地から考えると、やはり、躁鬱病、統合失調症などの精神疾患を患っいる方も多いのではないかと思っています。

そして、さらに高齢者が増えた為に認知症の方も多くなっているのだと思うのです。

これは、日常外来をしているとそういう方の比率も増えているなと日々実感しています。

僕自身、毎日180人くらいの人と会って治療するのですから、日々に頻繁に感じるていることでなのです。

特に認知症の方は、しょうがないとは思うのですが、説明してもすぐに忘れてしまい、同じ質問をまた繰り返す。軟膏もちゃんと塗ってくれない。内服も飲んだか飲んでないのか分からない。

流石に困ったな~~と思う事しばしばです。

介護をしているご家族はもっと大変だろうな~~なんてついつい想像してしまいます。

でも、これが今の社会の現実だと思うのです。

北野氏が言うように、若者が常識はずれの事をしたら、大人が注意するのが当たり前ではあります。

もちろん、注意しない大人もいけないとは思います。

でも、責められるのはやはり非常識な方であることは間違いない。

現実的に多くの大人が注意できないのは、たまたまその場に居合わせて、注意したことで面識もない若者に逆切れされて自分が怪我でもしたら、自分のやるべき仕事、生活が出来なくなるのが困ると考えているからだと思います。

僕の場合は患者さんに迷惑がかかるの必至です。

で、そういうことは絶対避けたいと思うのは当たり前の事だと思うのです。

で、警察や駅員さんを呼ぶということで対処することが一番だということになってしまうのですね。

で、僕はそれでいいのだと思っています。

 

 

 

日々に新たに 413

連休明けです。

それにしても天気が悪かったですね~~。雨、嵐の寒い連休になってしまいました。

2日ともにゴルフしていましたが、もう横殴りの雨風に打ちのめされた感じです(とても疲れました)。

10月はゴルフのベストシーズンなのに、「全く~~!!」って感じのストレスの溜まる2日間でしたよ~~。

で、また連休明けは外来が無茶混みの予想~~。

連休がすっきり楽しめなかったのですが、

しょうがないので気を取り直して今日も頑張りますよ~~。

今回道徳の事を色々書いて来ました。

北野氏のいう事ももっともだと思う部分も多くはあるのですが、

僕自身は彼が書いている道徳観念は、小学生や大人にとってある程度のレベルの議論だと思っています。

僕自身が日々の暮らしで感じている事としては、小学生や大人の道徳レベルが随分低レベル、あるいはマナーや礼儀自体を知らない人が多いのではないかと思っています。

例えば、エレベーターで乗り降りする時に、降りる方が先だというのは当たり前のマナーだと思うのですが、それでも、降りる人優先せずに、さっさと我先に乗り込んでくる人が多くいる。

これは、どう考えてもおかしいな~~と思わざるを得ない。

これ社会生活の常識のレベルだと思うのです。

しかし、それさえもできない人がいる。あるいはそういう事すら気が付かない人が多くなった。

子どもが、常識はずれのことをしているので注意したら、その親が出て来て逆切れされたとか、、。

若者に注意したら、刺されたとかいう事件も多い。

近所の大人が子供を叱るとしても、叱った大人が危害を加えられる時代なので、うかうか注意も出来ない。

で、多くの大人が、われ関せずを通す方が安全であるという結論になってしまっている。

現実的に、残念ながら老人は若者には力では勝てないのです。

そういう状況に陥っているのが今の日本であることも確かです。

この現実を考えると、家での躾もされていない子どもを教える側の学校の先生も大変だと思うのです。

でも、とにかく、その内容にまだ議論や改善の余地はあっても、昨年より道徳教育の授業が始まったことは、後の20年、30年後、今の子どもが大人になる頃には、道徳授業のお蔭で少しはましな日本になっているのではないかと思うのです。

そういう意味で、道徳授業の復活は誠に喜ばしいことだと僕は考えています(でも時間はかかりますね~~、汗)。

 

 

 

 

 

日々に新たに 412

昨夜は雷が鳴っていました~~(汗)。

いよいよそんな時期?かな~~なんて思ってしまいましたよ~~(汗)。

北陸特有の曇天の毎日~~(汗)。これだけはずっと住んでいても全然慣れません~~。

そう、まだ10月ですよ!10月! 11月後半なら分かりますが、、(汗)。

もう少し待って欲しいな~~なんて勝手に思っています(笑)。

北野氏は言います。

これからは先は、個人の道徳なんかより、人間全体の道徳の方が大切になる。

挨拶をちゃんとしろとか、ゴミを捨てるなとか、老人に親切にしろとかいうのは道徳というよりは単なるマナーの問題だ。

つまり、そういうのは人間関係を円滑にする技術だと正直に教える。挨拶をすると気持ちがいいだなんて、下手な理屈をつけない方がいい。

挨拶をしたら気持ちがいいかどうかは本人の問題だ。

本当に必要な道徳教育は、子どもたちにできる限りの真実を教えてやることだ。人間の抱えている矛盾や問題をごまかさずに、だ。

つまり、地球規模で道徳というものを考える時期に来ていると言っているのですね。

環境破壊、戦争、食糧危機などを含めて、人類全体が道徳的になるべき時期に来ている。

そうしないと、子どもやその子供の時代にはもっと地球全体が悪くなっていると警鐘を鳴らしているのです。

そして、続けます。

自分は老い先短いので、まあ構わないのだが、僕達の残した荷物を背負う子どもたちだ。

酷い目に遭うのは子どもの子どもくらいの世代かもしれないが、とにかくそろそろ準備したおかないとだめだろう。

この先、人間はどうすればいいのかを、子どもたちがしっかり考えられるように、なんでも本当のことを教えておくのが大人の役割なのだ。

これこそが今という時代に必要な、本当の道徳教育だと思う。

皆さん!いかがですか?

優しさと慈愛に満ち溢れている意見だと僕は思います。

”新しい道徳”は北野氏の人柄の素晴らしさが滲み出る正論を語った素晴らしい本だと思ったので、今回は少しですが紹介させて頂きました。

やっぱり彼は天才だと思います~~。