トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 902 切り傷の治療 1
日々に新たに 902 切り傷の治療 1
今週で6月も終わりです、、。
昨日はゴルフしてましたが、スタートと同時に雨が降り出して、途中少し小降りにはなりましたが、結構ビショビショになってしまいました。
で、今日は晴れ~~。
なんだかちょっと悔しいな~~って感じです。
で、擦り傷に引き続き今日は切り傷。
切り傷といっても色々ですね。
鋭利な刃物でスパッと切った切り傷。あるいは鈍器で潰されたような傷、削いだ傷などなど、、。
切った場所によっても処置が違ってきます。
例えば、頭を切った時はやたら出血するので、本人も周りにいる人もかなり動揺し、焦ると思います。
もちろん慌てて医療機関に駆け込むことになりますが、基本的に切り傷の場合は切った場所を圧迫止血するのが一番です。
交通外傷などの大きな怪我以外の日常でおこるような切り傷は、圧迫止血すると必ず血は止まるのでご安心ください。
例えば人差し指を包丁で切ったとしましょう、、。
なかなか血が止まらないために、焦り、なんとか止血しようと指の根元をゴムで縛って来院される方もいますが、これは絶対止めて欲しい。
例えれば、顔、頭の外傷で、血を止めようとして、自分の手で首を絞めている状態だとお考え下さい。
とても苦しいですよね、、(汗)。
息が出来ない、、。
指も同じで、指の組織がアップアップしています。
ということで、切り傷は必ず患部を圧迫して病院に来てもらうのが一番だと思います。
縫合が必要かどうかは、傷の深さや部位によって医者が判断します。
形成外科医としては、出来るだけ傷跡にならないようにはどうしたらよいかを第一に考えて切り傷の処置することになります。