トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 878 脂肪腫 摘出

日々に新たに 878 脂肪腫 摘出

今朝は雲一つない晴天!

東の方から朝日が昇って来る瞬間を見ることが出来ました。

とても綺麗で神々しかったです。

この時期はいいですね~~、朝日が拝める。

そして朝日からパワーがもらえます。

全身に朝日を浴びると体と心が元気になります。

お天道様はやっぱり大日如来だなあと実感する瞬間です。

そうそう、脂肪腫。

皮膚から触ってわりに浅いなあ~と思っても結構深いことがあります。

背中の脂肪腫の場合、広背筋や他の筋肉の中まで入り込んでいるものもあるので注意が必要です。

まあ、MRIやCTなどの検査で情報を得るのも良いのでしょうが、結局のところ実際に脂肪腫を見て摘出するしかない。

筋肉の中まで入り込んでいる場合は、筋肉を切断することなく愛護的に深部まで分け入り、脂肪腫を摘出します。

30年も形成外科の手術をしているので、僕自身、脂肪腫摘出件数はかなり多い方だと思います。

で、どんな場合にも対処できる手術手技は持ち合わせていると思っています。

手メスなどといいますが、指で組織を剥がしていき、出血を極力抑える技術もあります。

だから、脂肪腫の場合に限らず、組織を出来るだけ傷つけないようにして手術をすることが大切だと思っています。

しかし、どんな手術であっても油断は禁物です。

術前に、太い血管、神経のある部位を再度きちんと頭に叩き込んで、その血管をなるべく切らないように、神経はなるべく触らないようにして愛護的に手術を行うのです。

これはどんな手術にも言えることです。

大きな脂肪腫になるほど、こういった手術前のシュミレーションが大事になることは言うまでもありません。

毎回術前は、当たり前のことを当たり前にして手術をさせてもらっています。