トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 874 粉瘤 切開排膿

日々に新たに 874 粉瘤 切開排膿

膝の調子は今一歩です~~(笑)。

今週末はゴルフコンペがあるので、今日は大事をとって車で来ました。

車は楽ですね~~。楽すぎます、、。

当たり前ですが、下肢の筋肉をほとんど使わない、、、。

歩くのと比べると雲泥の差です。

毎日往復1時間歩くのが日課の僕としては「こんなんでいいのか?」なんて思ってしまいます。

これじゃ足の筋肉がどんどん痩せてしまいそうです、、。

車通勤のある程度高齢の方はお気を付け下さい。

老化は足からですからね。

で、粉瘤。

粉瘤が出来やすい方はいますね。

好発部位は、顔、耳の後ろ、顎、背中、お尻。

女性では鼠径部にも多い。

一旦感染して腫れだすと痛くて痛くて、お尻の場合なんかは椅子に座ることも出来なくなります。

外来でも、粉瘤をパンパンに腫らして来院される方が多くいらっしゃいます。

始めは抗生物質と消炎剤の内服で様子を見るのですが、3,4日後に来院してもらって抗生物質の効きが悪いと判断した時には、局所麻酔下に切開排膿を行います(もちろん始めから切開排膿をする場合もあります)。

当クリニックでは、局所麻酔はできるだけ痛くないように30ゲージの極細の針を使ってゆっくり行っています。

で、局所麻酔が終わってから切開。

この処置はなかなか大変です。

ちょっと切開すると膿がドバ~と出てきて、横に流れ落ちるくらいです。

また、粉瘤に溜まっている皮脂の塊も出てきます。

この塊を出来るだけ出そうとして、圧迫を加えると、ブチュッと膿や皮脂が飛んできて、顔や衣服ににかかったりして、白衣を着替えざるをえないこともしばしばです。

膿が飛んできて髪や顔につくと、もう最悪!!(洗顔したり、アルコ―綿で拭いたりします)

そして、処置室に膿の臭いが充満することもしばしば。

仕事とはいえ、化膿して腫れた粉瘤の切開排膿処置は本当に大変なのです。

まあ、早く治すためにはしょうがないのですが、、(汗)。