トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 873 皮下腫瘍 粉瘤
日々に新たに 873 皮下腫瘍 粉瘤
日曜のゴルフのせいか、また左膝痛が再燃してきました。
まあ、この年になると治りが遅いのはしょうがないと思っています。
通勤で歩くのを控えればいいとは思うのですが、決めたことはきちんとやりたい性格なので、今日もめげずにゆっくりですが歩いて来ました。
それにしても歩く速度が落ちますね、、(汗)。
痛みを我慢しながらだましだまし歩くので、ゆっくりしか歩けません、、。
靭帯の炎症を助長させないために、荷重負担軽減をしながらゆっくり歩いています。
さて、やけどの話も終わりにします。
病気のことを沢山書いて来たのですが、今日からは皮膚の下にできる出来物。
皮膚腫瘍ではなく皮下腫瘍です。
皮下腫瘍には本当に沢山の種類があります。
まず、なんといっても多いのが粉瘤。
これは形成外科の外来で日常茶飯事的に治療している腫瘍です。
体のどこにでも出来ます。
基本的には、局所麻酔下に摘出する以外に治療方法はありません。
粉瘤を持つ患者さんは、粉瘤部位がバイ菌感染して赤く大きく腫れ、かなり痛みを伴ってから、辛くて耐えきれなくて来院される方が多いですね、、。
本当を言うと、感染の無い状態の時にさっさと摘出する方がいいのですが、、、。
一旦感染を起こしてしまうとすぐには摘出できません。
で、まずは抗生物質を飲んでもらったり、局所麻酔下に膿を出したりして感染を鎮静化させ、サイズも小さくなってから摘出することになります。
痛くなく、サイズも小さい時に形成外科に行って摘出するのが一番いいのですが、大体の患者さんは赤く腫れて痛くなってから病院を受診します。
まあ、この点、歯が痛くなってから歯医者さんに行くのとよく似ていますね。
なんかしこりがあるけど、痛くないし大丈夫だろう~~、仕事も忙しいし、、なんてついつい思ってしまうのですね。
まあ、そんなものだと思います。