トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 872 やけど、ケロイド、瘢痕拘縮

日々に新たに 872 やけど、ケロイド、瘢痕拘縮

だんだん暑くなりますね~~。

昨日も暑い中ゴルフしてました。

ゴルフが終わって、帰ってからよく冷えたシャンパンを飲みながらお風呂に入ってました。

この時期の日曜日の僕の楽しみです~~。

さて、話をやけどに戻し、、。

やけどは怖いものです。

というのも、やけどの深さややけどする部位によって後々にひきつれやケロイドを起こして来るからです。

まず、要注意な部位としては関節。

肘関節、手関節、指関節なども瘢痕拘縮を起こしやすい部位です。

深いやけど(DDB、3度)などは必ず拘縮を起こし、肘、指なども完全伸展できなくなります。

こうなると植皮をしたり、皮弁形成をして拘縮を改善させるしか方法はありません。

あとは、肩、胸の真ん中、足背、膝もケロイドのなりやすい部位ですね。

もちろん、ケロイドになるかどうかはその方の体質によります。

体質的にケロイド体質の方は本当に治療に難渋します。

これはなにもやけどに限ったことではなく、怪我や普通に手術をした場合の術後にも傷が赤くなり、盛り上がって来る方がいるのですね。

ニキビ跡ですらケロイドになってしまう、、、。

このケロイドも、顎、前胸部、背部、肩に多く見られます。

ニキビも長く炎症が続くとケロイドになってしまうのです。

30年も形成外科をしていますが、ケロイド体質の方は本当に要注意だと思っています。