実績

定期手術件数

外来1日平均人数

新患月平均人数

エステ件数

過去28年間の総手術件数50,035件(定期手術+外来手術)

形成外科と美容外科の手術の種類・方法・件数
手術の種類 治療法 件数
ホクロ、粉瘤、脂肪腫など サージトロン、切除縫合 27,354件
しみ、あざ レーザー 10,487件
巻き爪 フェノール法 2,507
傷跡、刺青 切除縫合 1,260
わきが 切開吸引法 822件
眼瞼下垂 前転法 1,238
二重瞼、内外眼角形成 埋没法、切開法 他 1,819
シワ、たるみ(上下眼瞼・頬) シワ取り術 769件
陥没乳頭、乳頭(乳輪)縮小 形成術 384件
鼻、耳変形、小陰唇変形 形成術 294件
その他の手術 3,101件
50,035件
ヒアルロン酸注入 285件(2022年施術数)プロファイロ含む
ボツリヌストキシン注射 38件(2022年施術数)

2022年の年間実績の考察

 クリニックを開業し今年で29年目に入りました。
 この3年ほど、新型コロナウイルス感染症の影響で世界中が混乱し、当クリニックもその影響を大きく受けました。
 幸いなことに医師、スタッフ共々コロナ対策を万全にし、休診することなく2022年も乗り切ることができました。
 では、2022年1年間をスタッフとともに振り返ってみましたのでご一読ください。

1.外来1日平均人数

 1日に診察する患者様の平均は、2022年151人。
 ここ3年、10人程度ずつ年々減ってきています。これはコロナ禍での受診控えが原因だと思います。
 コロナ禍で外出の機会が減ったことで、外での怪我や、夏の虫刺されや日焼け等で受診する方も少なかったようです。
 僕は今年65歳になります。65歳といえば一般的に退職する年齢です。
 以前のように1日平均180~190人を診察することは体力的に難しく、この先継続していくためには、1日にこれくらいの数の患者様を診察するのがよいと思っています。

2.定期手術件数

 28年間の手術の累計件数は50,035件になりました。1年間の手術件数は、2022年は1,269件でした。
 時間がかかる手術が多く手術件数自体は減っています。2022年は、眼瞼下垂手術の増加が顕著でした。
 眼瞼下垂手術は細かい作業が必要で時間もかかるので1日に1人の患者様しか手術できません。週に3人の方の手術を行っても予約が1か月待ちの状況です。
 今後も眼瞼下垂手術の増加傾向は継続すると思いますので、早めに手術をご希望の患者様にはご不便をお掛けしますが、ご了承ください。
 眼瞼下垂手術が増えた理由としては、眼瞼下垂は手術をしたら改善するということが、ますます周知されてきていることが考えられます。
 また、2022年は20代、30代の若い方の手術も増えたように感じました。
 お電話での問い合わせもさらに増え、近隣の眼科からのご紹介も引き続き多い1年だったようです。
 また、当クリニックで実際に手術をなさった方からのご紹介も増えました。
 眼瞼下垂手術は細かい職人技が必要であることや、痛くなく手術ができることが、直接のご紹介に繋がり、当クリニックでの手術を希望される方が増えたのではないかと思います。
 2022年は感染や濃厚接触者になって手術当日や前日にキャンセルになることが増えました。
 キャンセル待ちをされている患者様に電話連絡をすることが多い1年でした。
 今年の手術件数の目標は1,300件です。

3.新患月平均人数

 2022年の月平均人新患数は125人です。受診控えもありコロナ前と比べ明らかに減少しています。
 新患の方が年々減ってくるのは当然のことで、コロナ禍での受診控えに加え新規で開院した皮膚科も増えており患者様が分散するのは当然の傾向だと思っています。
 当クリニックではマイナンバーカードの保険証利用にいち早く対応し、徐々にマイナンバーカードを利用される方も増え、患者様の利便性が高くなったと思います。
 医療機関を受診する時に病院・医院選びに検索サイトの口コミを参考にする方もいると思いますが、本当に参考にすべきは医師の得意分野や医師の実績であると思います。
 ネットは様々な情報が飛び交っており、病気の検索をした時に、偏った情報であったり過度に不安を煽ったりするもの、明らかに嘘だと判るものもあります。
 真偽の判断が難しいものもありますが、患者様側もネットの情報を鵜吞みにせず情報の取捨選択をすることが大切だと思います。
 心無い口コミに正直なところ心が折れそうにもなりますが、無記名での誹謗中傷やフェイクニュースが溢れているのがネットの現状です。
 皆さまもお気を付けください。
 当クリニックとしても正しい情報を提供し、誠実に対応していきたいと思っています。
 今年も受診された患者様に真摯に向き合う診療を心がけたいと思っています。

4.エステ件数

 メディカルエステの件数ですが、当然コロナ前と比べて激減しています。
 2022年は3,424件。感染や濃厚接触者となった方のキャンセルも多く、依然としてコロナの影響が続いていると思います。
 レーザーエステも前年より44件減で2022年は663件でした。
 施術の間に消毒等の感染対策を行うとその分時間が必要で施術数は減りますが、安心安全を第一に考えて、なんとか件数は持ち堪えていると考えてよいと思います。
 マッサージピールも引き続き好評でリピーターの方が増えました。
 イオン超音波導入とマッサージピールとをされている方はお肌の若返りを実感されているようです。
 2022年は円安や輸送コストによる施術の値上げもありましたが、条件に応じて半額サービス等も行っており、皆様に喜んでいただいております。
 コロナ前は考えられなかったことですが、当日予約が空いていて、当日のお問い合わせにも対応できる場合があります。
 メディカルエステ1時間コースはゆったりとリラックスしていただけるのでお勧めです。
 当クリニックのメディカルエステは、開業以来、長年の実績があります。
 当クリニックオリジナル製剤を使用したイオン超音波導入の効果を実感されて継続してくださっています。
 エステティシャンは日々研鑽を重ね、効果の高い新しいオリジナル製剤の試作と研究を繰り返しています。
 引き続き皆様に満足し喜んでいただけるメディカルエステでありたいと思っています。

5.ボツリヌストキシン注射・ヒアルロン酸注入

 2022年は、ボツリヌストキシン注射は38件、ヒアルロン酸注入は285件です。
 比較的安定した件数での推移となっていると思います。
 2022年はイベントや会合、食事会も少しずつ催されるようになり、マスクを外す機会や、人と会う機会も増えたのかな、というスタッフの考察もありました。
 実感としては電話でのお問い合わせが増え、コロナ禍で外来に余裕が出た分、当日のヒアルロン酸注入に対応できたことも件数が増えた理由の一つだと思います。
 ヒアルロン酸は3回ほど注入すると、ヒアルロン酸の持ちがよくなり、効果の持続期間が延びます。
 当クリニックでは完全吸収されるヒアルロン酸を用いていますが、数回注入するとほうれい線などのしわが浅くなり、注入の必要がなくなるということもよく経験します。
 効果がすぐに現れるボツリヌストキシン注射とヒアルロン酸注入は、患者様の満足度も高く、効果の高いアンチエイジング治療であると思っています。
 ヒアルロン酸注入されている方がよくおっしゃるのは、 「今まで高い化粧品を使用してきたけどヒアルロン酸注入をしたらすぐに気になるシワが改善した」 「人に気づかれず日常生活に支障がない」「数年前の写真よりも若くなっていて嬉しい」など… 効果を実感して継続している方が多いようです。
 昨年は円安の影響と輸送コストの大幅な値上げにより施術料金を値上げせざるを得ませんでした。
 ご負担をおかけしますが、皆さまのご理解を宜しくお願いします。
 また2021年末より施術を開始した次世代型ヒアルロン酸「プロファイロ®」も、顔、首にハリを持たせ、お肌全体のアンチエイジング効果が期待できお勧めです。

6.シミ取り

 コロナ以前は例年平均450件レーザーによるシミ取りを行っていましたが、2022年は367件。
 少し件数は減りましたが、マスクがこすれたりして頬のシミが増えていることもあるのか、シミ取りを希望される方は多かったようです。
 予約が混み合っていた理由の一つとしてレーザー担当のスタッフ不足により予約枠が限られ、予約が取りづらかったのではないか、というの考察もありました。
 レーザー照射は安全に行うことができ、痛みに関しても照射前に麻酔テープも貼り、ゴムではじかれた程度の痛みです。
 また、昨年からはシミ取り用のレーザーとは別に炭酸ガスレーザーで首のイボ、汗管腫の治療をしています。
 照射後の色素沈着もあまりなく良好な結果を得ています。
 自費治療ですがさほど高くないように料金の設定をしていますので、興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
 炭酸ガスレーザーの照射件数は、2022年は101件でした。