トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 827 顔面の赤い疾患
日々に新たに 827 顔面の赤い疾患
東京で桜の開花宣言がされましたね。
毎年のことですが、この便りを聞くとホッとします。
一昨日、東京に行っていたのですが、その時は飯田橋、市ヶ谷や靖国神社辺りの桜は全く咲いておらず、桜のつぼみも硬いままでした。
実際に散歩していたので桜の開花はまだだな~という印象でしたよ~。
そして、昨日の開花宣言!
ついつい本当かな??と思ってしまいます(笑)。
茶色いシミ、青あざ、悪性腫瘍と来て、次に何かをと思うとやはり赤かな~~。
顔面に多い血管腫としてよく遭遇するのが、歳をとってくると出て来る老人性血管腫でしょうか。
一般の方は赤いホクロという表現をされる方が多いですね。
これも、老化の1つの現象です。
そして、もう一つはクモ状血管腫、あるいは毛細血管拡張症なども赤い。酒さと言われるものも赤い。
脂漏性湿疹も赤くなる。
最近特に多い(スギ、ヒノキの花粉の時期)アレルギー性の皮膚炎でも肌は赤くなる。
もちろんこれらは血管腫ではありません。
赤ら顔の原因も色々あるのですが、やはり基本的には毛細血管の拡張と血液のうっ滞が原因のようです。
漢方で言う於血も影響していると思います(毛細血管に血が滞っている)。
もちろん、教科書的には子供さんに多い血管腫は、単純性血管腫、海綿状血管腫、イチゴ状血管腫です。
さて、何からお話を始めたらよいか、。
今回は肌の老化をテーマとしているので、まずは老人性血管腫から始めることにします。