形成外科 巻き爪の治療
1 巻き爪とは?
 巻き爪とは、爪の端が皮膚に食い込んで、痛い状態を言います。爪を切るときに、深く切りすぎて化膿することがあります。これを繰り返していると、爪の食い込みがひどくなり、歩くこともつらくなります。
2 原因
 きつくて先がとがった靴、深爪、感染・化膿・水虫、冷え性
3 手術方法
 当クリニックではフェノール法です。(保険適応
 手術時間は約10分(準備から終了するまで60分)くらいです。
 手術後の痛みはほとんどなく、患者様に負担がかかりません。
 入院の必要はなく、翌日から歩き回る仕事もできます。
4 術前・術後の注意
手術当日は足に包帯を巻きますので、大きめのサンダルで来院、またはご持参ください。
帰宅後、包帯に血がにじんでもそのままにしておいてください。
翌日、翌々日に来院していただき、消毒、ガーゼ交換をします。
術後2日目よりシャワー、3日目より入浴してもかまいません。消毒セットをお渡ししますので、入浴後に消毒、ガーゼ交換をしてください。
術後はしばらくガーゼに血の混じった浸出液がつくことがありますが、心配いりません。
化膿していない場合、術後約3週間程度でよくなります。
フェノール法は術後の痛みは98%の方がほとんど痛くなかったと答えています。痛みの心配はまずありません。
当クリニックでの再発率は0.3%で、再発はほとんどありません。