トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 921 サプリメント

日々に新たに 921 サプリメント

いや~~、昨日は連休明け!

流石に忙しかったです~~。

夕方の駆け込みも普段の倍! 終わったのが6時半でした。

5時半受付終了なのですが、1時間も伸びてしまいました、、、(汗)。

1950年、最初に発行された『日本食品標準成分表』によると、ほうれん草100グラムあたりのビタミンCは150ミリグラム、鉄分は13.0ミリグラム含まれていました。

これが1982年に発行された四訂版になると、ビタミンCが65ミリグラム、鉄分が3.7ミリグラムになり、2005年に発行された五訂増補版だと、ビタミンCが35ミリグラム、鉄分が2.0ミリグラムと激減。

同様にピーマンやキャベツ、もやしやパセリ、小松菜など、さまざまな野菜でビタミンCや鉄分のほか、多くの栄養素の量が低下傾向にあります。

もちろん、年間を通してのデータの差はあるのでしょうが(旬のものは栄養価が高い)、野菜に含まれる栄養素が少なくなっているのは事実のようです。

大体の目安としては、1950年を100とすると、現在は30くらいらしいのです。

つまり、70%も栄養素が不足している、、、(汗)。

現在では、野菜から摂取できるビタミンや微量元素はどんなに野菜をたくさん取っても不足するということなのですね。

残念ながらそれが現実な様です。

となると、栄養素を補充するにはサプリメントしかない。

最近の皮膚科学会では、亜鉛欠乏が問題になっているようです。

現代人は多くの方が知らないうちに亜鉛不足に陥っているようですね。

亜鉛不足はざまざまな症状を引き起こします。

味覚障害、免疫力の低下、爪や粘膜の異常、脱毛、性機能低下、成長障害、貧血、耳鳴り、HDL代謝異常、認知症などです。

皮膚科的には、なかなか治らないアトピー性皮膚炎や慢性湿疹など、乾癬や掌蹠膿疱症など難治性の疾患では、一度血液検査で亜鉛量を計ってみるのもいいと思います。

当クリニックでもなかなか治らない皮膚疾患には亜鉛量もはかるようにしています。

低亜鉛欠症の治療には保険も適応されています。

ご心配な方は一度医療機関で相談なさるといいと思います。