トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 857 爪水虫
日々に新たに 857 爪水虫
さて、いよいよ明日からゴールデンウィーク突入です。
で、今日はきっと随分忙しくなりそうです、、、。
まあ、焦らずにやろうと思っています。
さて、爪水虫!
これはとてもしつこい!
以前は飲み薬しかなかったのですが、最近では塗るだけで爪に浸透する塗り薬も出ています。
内服しかなかった時には、長期内服による副作用(肝機能障害など)も出ないように定期的な血液検査も必要でした。
でも今は塗り薬があるので、全身的な副作用はほぼ心配しなくてよくなりました。
爪水虫は角質増殖型水虫をお持ちの方に多いようです。
もちろん、単独の場合もあります。
高齢になると、爪の伸びる速度が遅くなるので爪水虫にかかりやすくなります。
通常はに爪の伸びる速度は1日に0.1ミリ。
10日で1ミリになります。
従って、指の爪は爪の根本の爪母細胞のある部位から先端まで約2cmとして、爪が完全に生え変わるには200日かかるという計算になります。
手の指の爪の伸びる速度はこのくらいなのですが、足の指の爪はもう少し伸びる速度は遅いですね。
高齢者はもっと爪の伸びる速度が遅くなるので、爪水虫が爪の先端から侵入してきた場合、その侵入速度に爪の伸びる速度が負けてしまう。
そういう訳で高齢者には爪水虫の方が多くなるのです。
従って、爪水虫の温床を減らすという意味でも、足の指の爪もきちんと短く切っておくことが水虫菌侵入を防ぐ対策としてとても大切になります。
これは年齢に関係なく、きちんと爪を切ることは爪水虫の予防につながるということです。
若い女性でペディキュアなどをしている方は爪水虫にかかりやすくなるので要注意ですね。
もう一度繰り返しますが、爪水虫は本当にしつこい!
予防としては、爪水虫にならないように普段からこまめに爪を切っておいて欲しいと思っています。