トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 829 クモ状血管腫

日々に新たに 829 クモ状血管腫

日の出の時間が早くなってきているようです。

5時10分頃には東の空が明るくなってきました~~。

なんだかちょっとホッとするというか、やっぱり嬉しくなります。

クモ状血管腫!

これも顔面に多い血管腫です。

年齢を問わず、小学生のお子さんにもできます。

始めは小さな赤い点なのですが、時間とともに少しずつ大きくなり、毛細血管が赤い点の周囲にクモの足状に広がってきます。

ニキビかな?と思っている人もいますが、いつまで経っても全然なくならない、、。赤さがとれない。

そして、だんだん大きくなって来て1センチくらいになることが多く、赤さが目立って来ます。

治療は、局所麻酔下にレーザーで血管を焼き切ります。

この治療は保険適応外です。

一回の治療で90%くらいの血管をつぶすことが可能です。

照射後は、1週間くらい軟膏と肌色のテープを貼ってもらっています。

もちろん、洗顔なども普通に行えます。

その後は、約1か月後には多少赤みがありますが、これは血管腫の再発ではなく、炎症による赤みなので3~4か月もするとだんだん赤みが薄くなり、普通の皮膚の色になります。

たまにですが、血管拡張の程度が強く深い場合があります。

この場合はやはり血管腫を切除縫合する以外に方法はありません。

血管腫の切除縫合は保険適応になります。

クモ状血管腫は放置してもいいのですが、治療しないとほぼなくなりません。

赤さが全然消えないので、毎日鏡を見る女性には結構鬱陶しいようです。