トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 588
日々に新たに 588
今日もとてもいい天気です。
日中は気温もどんどん上がりそうです。
でも、この時期、朝はひんやりして、歩くのにとてもいい季節です。
湿度が低いので、汗もさほどべたつきません。
今朝もお天道様を拝むことが出来ました。
本当に有り難いな~~と思っています。
”超高齢化社会というのは、言葉を変えれば要介護社会であり、多死社会でもあります。
内閣府の意識調査では、自分の最後を迎えたい場所として、回答者の半分以上が「自宅」と答えています。
やはり、住み慣れた我が家で家族に看取られることが、一番の幸せだと感じているのでしょう。
しかし、本人たちの希望とは裏腹に、死亡場所の国別比較を見ると、日本では自宅で死を迎える人は全体の13.9%しかおらず、81%が病院で亡くなっています。
ネーデルランドでは、「病院」「ナーシングホームやケア付き住宅」、そして、「自宅」でほぼ3等分されていますし、フランスでは病院で亡くなる方が6割近いものの、自宅で亡くなる人が24,2%います。
病院で死を迎えるメリットもあるのでしょうが、やはり本人たちの希望と実態が乖離していることは問題だと思います。”
自宅で亡くなりたいという願望は、恐らく、世界中のほとんどの人間が持っている願望なのでは?と思います。
愛着の湧いた長年住みなれた家で死にたい、、。
出来れば知人や身内に見守られて死にたい。
正直言うと、やはり僕にもそういう気持ちはあります。
でも、これって我儘なのかも知れないな~~とも思います。
なぜなら、自宅で臨終は家族や身内にとても負担がかかるんじゃないかな~とも思うからです。
慢性の病気で、数年寝たきりなんかになるともう介護、看護が大変なのです。
介護で身内の人生を台無しにしてしまう可能性がとても大きい。
こう考えてくると病院で亡くなるというのもいいかなと、、、。
亡くなった後の後処理もさっさと済ませられるし、、。
最近では、病院での入院は3か月経つと追い出されるような傾向もありますね。
これも保険医療制度上、あるいは病院の経営上しょうがない事かも知れません。
自宅で療養していて具合が悪くなったらやはり病院に入院して治療し、なんとかもう少しでも延命できないものかと思うのはどこの家でも同じだと思うのです。
本人や家族が延命治療をして欲しくないと言っても、とっさの時にはそういう行動をとってしまう。
身内、友人が亡くなることはとても悲しく、辛い今生の別れだからです。
なんとかもう少し、、、もう少しでも、、と思います。
超高齢化社会!
難題山積と言ったところでしょうか。