トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 587
日々に新たに 587
さて、昨日はいい天気の中ゴルフしていました。
この時期は太陽燦々ですが、風が爽やかです。
汗でシャツがべたべたになることもなく、気持ちよくラウンドできます。
ゴルフには最高のシーズンです。
さて、久野氏のお話は前回で終わり。
今日からはまたで出口氏の「日本の未来を考えよう」に戻します。
”欧米では、市民に自立の考え方が行きわたっており、子どもの自立、女性の自立、高齢者の自立が高福祉の背景にあると言われています。
従って、高齢者自らが子どもの世話になりたいなどとは考えず、子どももまた親を引き取るようなことはないのです。
結果的に認知症も進まず、足腰もそれほど衰えないそうです。”
確かに、欧米では自立という基本的な考えが確立しているように思います。
これは生活習慣や民族的、宗教的な考え方の違いにもよるものではないのかな?と思うのです。
欧米では、子どもは小さいころから一人で寝かせられ、それが普通だと思って育ちます。
1人で寝るという習慣が小さいころから身についている。
これに対し、日本では、小学生になっても母親と一緒に寝る習慣が一般的だと思います。
家が狭いこともその一因ではあるとは思うのですが、明らかな差ですね。
また、欧米では子供が大学に行く場合、親が学費を出すことはほどんどないと言われています。
多くの場合、高校生までは親の保護のもと、親に生活費や学費の面倒を見てもらって通学するのが普通ですが、大学は自分の意志で進むものなので、学費、生活費はすべて自分で工面するのが常識だと言われています。
これに対し、日本では親の援助をうけて大学に行っている学生がほとんどだと思います。
生活費や学費など学業にかかわるすべての費用を自分で賄っている学生は皆無なのではないでしょうか?
もちろん僕もそうでしたし、学費くだらいだしてもらわないと大学生生活は続けることさえできない。
大学を出るまで親に面倒をみてもらうという考え方が普通だと思います。
そして、自分が小さい時、自分の親が、その親の面倒を看ている姿を見て育ってきている。
両親が年老いて自立する生活が難しくなった時、親の面倒を子供が看るという習慣が順繰り順繰り繰り返されているという歴史的背景が根強くある。
これはやはり、生活習慣の違い、民族の歴史の違いなのだと思っています。
おそらく、日本は日本であって、将来的にも欧米のようなスタイルにはならないだろうな~~と思っています。